イギリス、オックスフォードシャーのアフィントンには、紀元前からの遺跡が点在しています。有名な「白馬」の地上絵の周辺には、伝説に彩られた場所があります。
(1) Dragon Hill ドラゴン・ヒル (2)“White Horse” 「白馬」 (3)The Manger マンガ― (4)Uffington castle アフィントン城(跡)
3-1 ドラゴン・ヒル
ドラゴン・ヒルは、白亜地質の円形の丘で、「白馬」の西に位置し、その名前は聖ジョージが竜を倒したという伝説に由来しています。
伝説によると、頂上の白い地点は、殺害されたドラゴンの血が飛び散った跡で、そこには永久に草が生えないと言い伝えられています。
3-2 地上絵「白馬」
アフィントンの「白馬」は、英国の地上絵の中では、最も古いとされ、3000年遡る、青銅器時代後期のものとされています。
馬の地上絵の全景は空中から見るのが最適で、目的はミステリーとされ、古代の神へのメッセージか、土地の所有を表すものとも言われています。
3-⒊ マンガ―
「白馬」に近い傾斜の急な斜面は、「マンガー」(=飼い葉桶、馬草桶の意味)と言われ、この場所に続く、特殊な地形の谷はその形から「巨人の階段」という名前が付いています。
見晴らしのよいマンガーには、月明かりの夜に「白馬」が食餌に来るという伝説があります。
3-4 アフィントン城跡
鉄器時代の砦、アフィントン城は、高さ262mの円形の丘の上にあり、このあたりでは最も高い位置にあります。
土手と溝で囲まれた、約3ヘクタールの場所で、西側のエントランスは、オリジナルで保存状態も良いです。